三井住友DSAM ニッポン中小型株ファンド 5月月報レポート

2024/06/24

2024/08/13

Disclaimer:
本記事は、記事タイトルのファンドについて、月報の情報と相場の動きからIR Agentsが可能な限りの分析を行った考察であり、当該ファンドが実際にどう動いたかを保証するものではありません。掲載企業の株式 (有価証券) についての投資判断あるいは有価証券の価格やリターンに対する動向に関する助言を行うものではなく、投資勧誘を意図するものでもありません。投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。

三井住友DSAMの運用するニッポン中小型株ファンドの5月の基準価額騰落率は△0.8%でした。
それに対して、日経平均は+0.2%、TOPIXは+1.1%、グロース250は△4.5%でした。

純資産は4月から△5.3%となりました。
基準価額騰落率を踏まえて考えると、AUMの流出があったと思われます。

業種別保有比率に変動がありました。
情報·通信業、ガラス・土石製品の保有比率がPF内で上がりました。
卸売業、サービス業、電気機器、機械、化学、金属製品、その他金融業の保有比率がPF内で下がりました。
前上位10位から外れた業種、新規で入った業種はありませんでした。

松田産業、ハードオフコーポレーションについて、組入上位銘柄の変動がありました。

ファンドマネージャーコメントに関しては目立った変更点は見当たりませんでした。

業種別保有比率

卸売業の保有比率はPF内1位で変わりませんでしたが業種指数の変動以上に大きく低下しました。松田産業の売却が影響していると思われます。
情報·通信業の保有比率がPF内4位からPF内2位に上がりました。
サービス業の保有比率がPF内2位からPF内4位に下がりました。
電気機器の保有比率はPF内5位で変わりませんでしたが、保有額が前月と比較して5.3%程減少しています。
機械の保有比率はPF内6位で変わりませんでしたが、保有額が前月と比較して14.6%程減少しています。
ガラス・土石製品の保有比率がPF内8位からPF内7位に上がりました。
化学の保有比率がPF内7位からPF内8位に下がりました。
金属製品の保有比率はPF内9位で変わりませんでしたが、保有額が前月と比較して10.4%程減少しています。

株式組み入れ上位10銘柄

4月の保有上位10銘柄に入っていた松田産業は、5月の保有上位10銘柄には入っていませんでした。同銘柄は5月に3.4%上昇しているため、評価額減によるものではなく、売却があったと思われます。

5月の保有上位10銘柄には新しくハードオフコーポレーションが入りました。同銘柄は5月に17.2%上昇しているため、相対的に株価が上昇した結果上位に入ったと思われます。

その他の銘柄については大きな変動はありませんでした。

それぞれの月の値動き等に対する分析コメント以外は大きな変更はありませんでした。

前回レポート(4月):

◎ファンドマネージャーコメント

4月の株式市場は、久し振りに調整局面となりました。これまで大幅に上昇してきた半導体関連銘柄などが反落し、大型株·中小型株とも下落しました。当ファンドも小幅に下落しました。長期間にわたって割安株の優位が続いてきたことから、大型株に関しては割安と言い切れる銘柄が減少してきています。しかし、中小型割安株に関しては出遅れていた期間が長いため、依然として魅力的な株価の銘柄が多数存在しており、今後も上昇が期待できると考えています。当ファンドでは、今後も割安株投資を徹底します。

今回レポート (5月):

◎ファンドマネージャーコメント

5月の株式市場は、方向感のない展開となりました。海外市場に対する出遅れ感から買われる局面も数回あったため、大型株は小幅に上昇しましたが、中小型株はほぼ横ばいにとどまりました。当ファンドは上位組入銘柄のジャックス(8584)が厳しい業績予想を発表して下落したため、小幅安となりました。長期間にわたって割安株の優位が続いてきたことから、大型株に関しては割安と言い切れる銘柄が減少してきています。しかし、中小型割安株に関しては出遅れていた期間が長いため、依然として魅力的な株価の銘柄が多数存在しており、今後も上昇が期待できると考えています。当ファンドでは、今後も割安株投資を徹底します。

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追加の質問や、「これ違わない?」という指摘などあればコメント欄よりお願いします。

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