4441 トビラシステムズ 2Q後取材 20240628

2024/07/12

2024/07/12

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株探 バフェット・コード

スピーカー: IR
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Q.2024   年10月期2Q決算説明資料P.17にてトビラフォン Cloudの契約ID数を記載しているが、この数値はストックID数という理解で合っているか?

A.その認識で合っている。

Q.クラウドPBX領域において御社が今後獲得していきたい顧客はどうイメージしているか?

A.現在の契約ID数で見ると中小企業の割合が多い。今後は中小企業だけでなく、大手企業への営業方法を含め検討している状況である。

Q.中小企業へはどのような営業を行っているのか?

A.広告を打ち出し、問い合わせ対応から営業に繋げている。

Q.大手企業へはどのような営業を行っているのか?

A.中小企業同様に広告経由での活動と、展示会に参加しタッチポイントを作っている。大手企業の場合、オンプレミスの電話回線情報は代理店が把握しているため、今後は代理店との連携も目指していきたいと考えている。

Q.2Qで契約ID数が大きく伸びているが、これは中小企業と大手企業どちらのID数が伸びたのか?

A.全体を占める割合としては中小企業が多いが、大手企業との契約もしっかり獲得できたことが2Qの伸びに寄与した。また、契約ID数が2Qで大きく伸びた要因としては、営業体制の整理とマーケティング強化が実施できたことにより、認知度が高まったことだと考えている。

Q.トビラフォンCloudの組織編成はどのようになっているか?また、事業が成長したことで今後は体制変更等を検討していくのか?

A.エンジニアとセールスはトビラフォン Cloudチームを編成してプロジェクトへアサインしており、コーポレートはトビラフォン Cloudに関わらず全体の管理を行っている。トビラフォン Cloudの場合は営業工数が一定かかってしまうため、今後は中小企業に対しての契約自動化等を検討しながら、大手企業向けの営業に注力していきたいと考えている。

Q.トビラフォン Cloudのサービスポイントにはセキュリティ対策も挙げられるかと思うが、御社はUIUXをより重視している印象を受ける。顧客へはセキュリティ対策の面で営業をしていないのか?

A.迷惑電話対策のためにクラウドを使用したいという企業よりも、法人電話を求める企業が多数であるため、セキュリティ対策をメインとしては営業していない。

Q.クラウドPBXは競合が多いイメージがあるが、その中で御社の強みと、今後の成長戦略をどのように考えているか?

A.認識の通りクラウドPBXでは競合が多数存在しているが、その中でも当社は多数の機能を搭載しながらもシンプルで使いやすいUIを褒めてもらうことが多い。また、これまで有料オプションとして提供していた「音声テキスト化」を8月以降は標準搭載機能として提供する予定であり、差別化を図っていきたい。
クラウドPBX全体で見た場合、まずクラウドPBX自体の認知度がまだ低い状況であり、かつ特定の企業が大きなシェアを占めている状況でもないのが現状である。そのため、3Q以降は広告宣伝費をかけて、まずはクラウドPBX自体の認知度を広めていこうと考えている。

Q.クラウドPBXの広告戦略はどう考えているか?

A.トビラフォン Cloudの認知を獲得していくことと合わせて機能そのものを説明するような形になる。また、社はオンプレミスサービスであるトビラフォン Bizの代理店とのリレーションがあり、オンプレミスの交換時期に、あわせてクラウドPBXに関する問い合わせが発生することもある。今後はそこも活用しながら広告宣伝を実施していきたいと考えている。

Q.トビラフォン Bizの代理店にはどのような企業があるのか?

A.具体例としてはNTT東西の特約店や大塚商会等が代理店となっている。

Q.固定費と変動費にはどのようなものが含まれているか?

A.固定費は人件費やこれまで開発してきた資産の減価償却費等、変動費には通信費やシステムの利用料等が含まれている。

Q.トビラフォン Cloudの契約ID数がどの程度まで伸びると限界利益が上回るのか?

A.現時点で正確な数値は開示できない。

Q.契約ID数が伸びると売上も共に伸びる認識で合っているか?

A.その認識で合っている。

Q.トビラフォン Bizの四半期毎の販売台数の推移を見ると、販売台数が純増しているように感じる。今後の四半期毎の販売台数はどう変化していきそうか?

A.トビラフォン Bizは代理店販売であり、引き続き代理店の協力を得ながら一定の成長を継続したいと考えている。現在は代理店の拡充施策も並行で実施しているため、2023年の販売台数を下回ることはないと考えている。

Q.トビラフォン Bizの契約形態はどのようになっているか?

A.代理店からエンドユーザーへは、端末を年単位のリースで販売している。当社のPL 上では端末代はフロー収益に計上、月額料金は期間で按分して計上している。

Q.オンプレミスのPBXを使っている顧客が御社のクラウドPBX(トビラフォン Cloud)へ移行するメリットを3つ挙げるとしたら何か?

A.初期投資不要、運用費抑制、装置と工数管理を画面で簡単に行うことができるユーザビリティの3点であると考えている。

Q.モバイル向け事業を今後より成長させていくために検討している方針などはあるか?

A.現在は各プロダクトのアップセルの検討をしている。例えば、当社で提供している広告ブロックアプリ「280blocker」の機能を追加できれば、アップセルの余地が高まると考えている。また、大手通信キャリア以外のMVNOなど提供先キャリアの拡充も余地があると考えているため、今後も引き続き活動していきたい。

Q.来期以降はどのように費用を使っていこうと考えているか?

A.新規顧客の開拓として広告宣伝費と人件費に費用を投下していきたいと考えている。

Q.御社のビジネスは非常に安定的である印象を受けるが、ダウンサイドリスクとして挙げられる要因は何かあるか?

A.当社の展開するビジネスでは解約率が低く、現時点で大きく課題視しているものはない。

Q.賞与引当金は四半期毎の業績に応じて計上している認識で合っているか?

A.その認識で合っている。

Q.今後のキャッシュアロケーションをどう考えているか?

A.まずは事業成長に対する投資を行い、余力があれば株主還元に充てたいと考えている。

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