三井住友DSAM ニッポン中小型株ファンド 8月月報アップデート
2024/09/25
2024/09/25
Disclaimer:
本記事は、記事タイトルのファンドについて、月報の情報と相場の動きからIR Agentsが可能な限りの分析を行った考察であり、当該ファンドが実際にどう動いたかを保証するものではありません。掲載企業の株式 (有価証券) についての投資判断あるいは有価証券の価格やリターンに対する動向に関する助言を行うものではなく、投資勧誘を意図するものでもありません。投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。
報告書サマリー
三井住友DSAMの運用するニッポン中小型株ファンドの8月の基準価額騰落率は△2.5%でした。それに対して、日経平均は△1.2%、TOPIXは△2.9%、グロース250は3.2%でした。
純資産は7月から△4.8%となりました。
基準価額騰落率を踏まえて考えると、AUMの流出があったと思われます。
業種別保有比率に変動がありました。
小売業、ガラス・土石製品、化学の保有比率がPF内で上がりました。
サービス業、電気機器、金属製品の保有比率がPF内で下がりました。
不動産業が新たに追加されました。
その他金融業が上位から外れました。
プレス工業、やまびこについて、組入上位銘柄の変動がありました。
ファンドマネージャーコメントに関して、ボラティリティの低下とともに小型割安株がより⼤幅な上昇が期待できると記載がありました。
業種別保有比率
小売業の保有比率がPF内3位からPF内2位に上がり、業種指数の変動以上に大きく下落しました。
サービス業の保有比率がPF内2位からPF内3位に下がり、業種指数の変動以上に大きく下落しました。
ガラス・土石製品の保有比率がPF内7位からPF内5位に上がり、業種指数の変動以上に大きく上昇しました。
電気機器の保有比率がPF内5位からPF内7位に下がり、業種指数の変動以上に大きく下落しました。
化学の保有比率がPF内9位からPF内8位に上がり、業種指数の変動以上に大きく上昇しました。
金属製品の保有比率がPF内8位からPF内9位に下がり、業種指数の変動以上に大きく上昇しました。
不動産業が新たにPF10位に追加されました。
その他金融業がPFから除外されました。
株式組み入れ上位10銘柄
先月の保有10位のプレス工業は、今月の保有上位10銘柄には入っていませんでした。値下がりにより相対的に株価が下落した結果だと思われます。
先月の保有内1位のニチアスは今月も1位でしたが、騰落率と保有額からの推計によると売却があったと思われます。
今月の保有上位10銘柄には新しくやまびこが入りました。買い増しもしくは相対的に株価が上昇した結果上位に入ったと思われます。
その他の銘柄については大きな変動はありませんでした。
ファンドマネージャーコメントの記載
前回レポート:
◎ファンドマネージャーコメント
7月の株式市場では、手詰り感から物色対象を多様化する動きが見られました。大型株が下落したのに対し、中小型株は上昇しました。しかし、当ファンドの主力投資対象である超小型株までは物色の手が及ばなかった結果、基準価額は下落しました。8月に入って、日銀の利上げをきっかけとして、株式市場と外為市場は大荒れとなっています。当ファンドでは、これらの動きは投機的ポジションの損失がもたらした過剰反応と判断しており、堅調な企業業績と、金利を大幅に超える益回りや配当利回りに支えられた日本株に関しては、短期的な回復も期待できると考えています。今後の回復を十分に享受するため、割安株投資を徹底します。
今回レポート:
◎ファンドマネージャーコメント
8月の株式市場は、大荒れの展開となりました。月初には、日銀の利上げをきっかけとして史上最大幅の下落を記録しましたが、その後は急速に反発し、下げ幅を縮小しました。反発の中心となったのが東証グロース市場上場の新興銘柄であったため、中小型株の下落率は大型株より若干小幅となりました。当ファンドの下落率は中小型株市場全体並でした。ここ数年、小型割安株は他属性の銘柄に比べ割り負けることが多く、相対的な割安感は拡大傾向にあります。今後、市場が落ち着きを取り戻せば、他属性に比べより大幅な上昇が期待できると考えています。当ファンドでは、今後も割安株投資を徹底します。
下の投稿タグから過去の月報分析や他のファンドの月報分析を参照できます。
追加の質問や、「これ違わない?」という指摘などあればコメント欄よりお願いします。
コメント