三井住友DSAM ニッポン中小型株ファンド9月月報アップデート
2024/10/21
2024/10/21
Disclaimer:
本記事は、記事タイトルのファンドについて、月報の情報と相場の動きからIR Agentsが可能な限りの分析を行った考察であり、当該ファンドが実際にどう動いたかを保証するものではありません。掲載企業の株式 (有価証券) についての投資判断あるいは有価証券の価格やリターンに対する動向に関する助言を行うものではなく、投資勧誘を意図するものでもありません。投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。
報告書サマリー
三井住友DSAMの運用するニッポン中小型株ファンドの9月の基準価額騰落率は△0.2%でした。それに対して、日経平均は△1.9%、TOPIXは△2.5%、グロース250は△2.4%でした。
純資産は8月から△4.7%となりました。
基準価額騰落率を踏まえて考えると、AUMの流出があったと思われます。
業種別保有比率に変動がありました。
サービス業の保有比率がPF内で上がりました。
小売業の保有比率がPF内で下がりました。
その他金融業が新たに追加されました。
不動産業が上位から外れました。
ハマキョウレックス、プレス工業について、組入上位銘柄の変動がありました。
ファンドマネージャーコメントに関して、方針に変更はありませんでした。
業種別保有比率
サービス業の保有比率がPF内3位からPF内2位に上がりました。
小売業の保有比率がPF内2位からPF内3位に下がり、業種指数の変動以上に大きく下落しました。
卸売業の保有比率はPF内4位で変わりませんでしたが業種指数の変動以上に大きく下落しました。
ガラス・土石製品の保有比率はPF内5位で変わりませんでしたが業種指数の変動以上に大きく下落しました。
機械の保有比率はPF内6位で変わりませんでしたが業種指数の変動以上に大きく下落しました。
電気機器の保有比率はPF内7位で変わりませんでしたが業種指数の変動以上に大きく下落しました。
その他金融業が新たにPF10位に追加されました。
不動産業がPFから除外されました。

株式組み入れ上位10銘柄
先月の保有7位のハマキョウレックスは、今月の保有上位10銘柄には入っていませんでした。値下がりにより相対的に株価が下落した結果だと思われます。
先月の保有内1位のニチアスは今月も1位でしたが、騰落率と保有額からの推計によると売却があったと思われます。
先月の保有内6位のOBARA GROUPは今月は9位でした。騰落率と保有額からの推計によると売却があったと思われます。
今月の保有上位10銘柄には新しくプレス工業が入りました。買い増しもしくは相対的に株価が上昇した結果上位に入ったと思われます。

ファンドマネージャーコメントの記載
前回レポート:
◎ファンドマネージャーコメント
8月の株式市場は、大荒れの展開となりました。月初には、日銀の利上げをきっかけとして史上最大幅の下落を記録しましたが、その後は急速に反発し、下げ幅を縮小しました。反発の中心となったのが東証グロース市場上場の新興銘柄であったため、中小型株の下落率は大型株より若干小幅となりました。当ファンドの下落率は中小型株市場全体並でした。
ここ数年、小型割安株は他属性の銘柄に比べ割り負けることが多く、相対的な割安感は拡大傾向にあります。今後、市場が落ち着きを取り戻せば、他属性に比べより大幅な上昇が期待できると考えています。当ファンドでは、今後も割安株投資を徹底します。
今回レポート:
◎ファンドマネージャーコメント
9月の株式市場は、米国の金融政策や⽇本の与党総裁選をにらみ、神経質な展開が続きました。市場全体では下落で終わりましたが、相対的に割安な中小型株に限定すると、月間で小幅に上昇しました。しかし、当ファンドは上位組入銘柄のシュッピン(3179)がインバウンド需要の反落に対する懸念によって下落したこと等が要因で、わずかながら下落しました。
ここ数年、中小型割安株は他属性の銘柄に比べ割り負けることが多く、相対的な割安感は拡大傾向にあります。今後、市場が落ち着きを取り戻せば、他属性に比べより大幅な上昇が期待できると考えています。当ファンドでは、今後も割安株投資を徹底します。
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