5869 早稲田学習研究会 3Q後取材 20250221
2025/03/11
2025/03/11
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※こちらの取材ノートは 企業様検閲済み となっております。
スピーカー: IR
P/E 10.8x P/B 1.53x (取材記事公開日現在)
Q.3Qの業績をどのように評価しているか?
A.3Qに実施した中学3年生向けの特別講座が売上増加に寄与した結果、計画より上振れて着地することができた。
Q.代表取締役社長の交代に至った背景はどのようになっているのか?
A.創業者の吉原は従前より後継者選定を続けており、上場時に柳澤が社長に就任したが、後継者として確定はしていなかった。上場後も後継者選定を進める中で、社歴が長く創業者の知見を最も継承している佐藤が適任であると判断し、今回の交代に至った。
Q.佐藤新社長の経歴はどのようになっているのか?
A.大学卒業後に新卒で当社へ入社し、教師としてすべての事業に関わってきたため、会社全体の事業に深く精通している。
Q.社長交代後も経営方針は変わらない認識で合っているか?
A.その認識で合っている。
Q.ファースト個別事業の進捗状況はどのようになっているのか?
A.現時点で東京都に7教室を展開しており、各教室は安定的な収益を維持できる状態に近づいている。
Q.新規事業の新設は検討しているか?
A.東大生を講師とした質の高い個別指導を全国に展開するため、オンライン指導事業の展開を検討しており、現在は東大生による添削指導や夏期講習でのイベント開催をするなど、ゼミ事業とハイ事業とのシナジー効果の創出を図った事業展開を進めている。
Q.新規事業の展開時期はいつ頃を見込んでいるか?
A.オンライン指導事業の新設時期は未定である。
Q.4Qの業績見通しが保守的である理由は何故か?
A.学習塾業界は2月から3月にかけて生徒の入れ替えが発生することから、集客状況が読みにくく、保守的な業績予想となっている。
Q.業績の季節性はどのようになっているのか?
A.通期で見た場合、売上高は1Qが最も少なく、2Qから4Qにかけて横ばいで推移する傾向にある。費用に関しては、4Qに年間の3~4割程度の広告宣伝費を投入するため最も多くなる。その結果、利益は1Qと4Qが少なくなる傾向にある。
Q.生徒の集客状況の見通しはどのようになっているか?
A.3月は拠点長の人事異動も予定されており、移動によって集客状況が変化するため、現時点では見通しが不透明な状況である。
Q.生徒の集客状況はいつ頃確定するのか?
A.進学に伴う生徒の入れ替え状況は2月末に判明するが、外部からの集客は3月末から4月上旬の春期講習によって判明する。
Q.来期の成長戦略はどのようになっているのか?
A.今期の成長の主な要因は新規出店と値上げであり、来期も新規出店は継続して行っていく方針である。具体的な内訳として、5月に2拠点、秋頃に1拠点出店を検討しており、現時点で出店費用や物件は確保しているが、人材の育成が計画通りに進行するかどうかが課題となっている。
Q.新規出店に伴う物件の確保にはどれくらいの期間を要するのか?
A.土地を購入して新たに拠点の建設を建設する場合は10か月以上を要するが、中古物件を購入する場合は、内装工事等を経て4ヶ月程度で出店が可能である。
Q.4月に入社する新卒の教師職は何名か?
A.20名程度である。
Q.教師職の育成にはどれくらいの期間を要するのか?
A.3ヶ月~1年程度を見込んでいる。
Q.教師職の離職率を下げるための取り組みとしてどのようなことを考えているか?
A.新卒社員には既存社員をメンターとして配置し、精神的なサポートを提供していく方針である。
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