アセットマネジメントOne DIAM新興市場日本株ファンド 9月月報アップデート
2025/10/20
2025/10/20
Disclaimer:
本記事は、記事タイトルのファンドについて、月報の情報と相場の動きからIR Agentsが可能な限りの分析を行った考察であり、当該ファンドが実際にどう動いたかを保証するものではありません。掲載企業の株式 (有価証券) についての投資判断あるいは有価証券の価格やリターンに対する動向に関する助言を行うものではなく、投資勧誘を意図するものでもありません。投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。
報告書サマリー
アセットマネジメントOneの運用するDIAM新興市場日本株ファンドの9月の基準価額騰落率は△1.0%でした。それに対して、日経平均は5.2%、TOPIXは2.0%、グロース250は△4.5%でした。
純資産は8月から△2.2%となりました。基準価額騰落率を踏まえて考えると、AUMの流出があったと思われます。
業種別保有比率に変動がありました。
小売業、証券・商品先物取引業、卸売業の保有比率がPF内で上がりました。
機械、保険業の保有比率がPF内で下がりました。
Finatextホールディングス、GENDAについて、組入上位銘柄の変動がありました。
今後の見通しに関しては、特に変更点はありませんでした。
業種別保有比率
情報·通信業の保有比率はPF内1位で変わりませんでしたが業種指数の変動以上に大きく下落しました。
サービス業の保有比率はPF内2位で変わりませんでしたが業種指数の変動以上に大きく上昇しました。
不動産業の保有比率はPF内4位で変わりませんでしたが業種指数の変動以上に大きく下落しました。
機械の保有比率がPF内5位からPF内6位に下がり、業種指数の変動以上に大きく下落しました。
小売業の保有比率がPF内6位からPF内5位に上がり、業種指数の変動以上に大きく上昇しました。
保険業の保有比率がPF内7位からPF内9位に下がり、業種指数の変動以上に大きく下落しました。
証券・商品先物取引業の保有比率がPF内8位からPF内7位に上がりました。
卸売業の保有比率がPF内9位からPF内8位に上がりました。

株式組み入れ上位10銘柄
先月の保有10位のFinatextホールディングスは、今月の保有上位10銘柄には入っていませんでした。値下がりにより相対的に株価が下落した結果だと思われます。
今月の保有上位10銘柄には新しくGENDAが入りました。買い増しもしくは相対的に株価が上昇した結果上位に入ったと思われます。

今後の見通しの記載
今後の見通しに関しては、特に変更点はありませんでした。
前回レポート:
◎今後の見通し
当ファンドは、株式市場を使って価値を生み出す事業家に注目しています。
法人向けの領域では、産業構造をつくりかえる事業家に注目しています。医療、小売、金融から、エネルギーや農林水産業など、広く観察をしています。これまでも投資対象とされてこなかった事業や、なかなか変わらないとされてきた領域でも、株式市場をうまく使って価値を生み出す事例がみられます。その兆しを見出した場合には、投資機会として参ります。
個々人の生活領域では、課題解決型の事業に加え、幸せをつくりだす事業に注目しています。住まいや健康、教育など、日々の変化が小さく見過ごされがちな事柄や業績を予想しづらい事業であっても、株式市場をうまく使えば価値を表現できることも少なくありません。ひと工夫して投資機会を見出して参ります。
以上いずれの領域でも、課題を解消すること、価値を創造することの両方に関心を払います。そして事業家の姿を、できるだけストレートにポートフォリオ上で表現したいと考えています。
また、経営の手法についても、積極的な評価を試みています。ライフタイムバリューを重視する経営、人工知能で生産性を高める経営、M&Aによる成長、社会インパクトを創出して資本コストを抑える試み、国境を跨いで強みをつくる経営などです。スタートアップでありつつガバナンスシフトにも優れた経営にも注目しています。
こうした取り組みは前例が少ないこともあって、普段づかいのものさし(例えば、PER(株価収益率)や増益率といった切り口)では評価をしづらいことがあります。その場合には、経営実態を観察し、ユニークさを考慮にいれ、フェアバリューを研究します。
最後に株式市場のコンディションですが、徐々にレジリエンス(回復力)を備えつつあるとみています。2021-2024年にかけては、日本の新興市場は厚い雲に覆われていたかのようでした。しかしながら、優れた事業家が生まれており、経営の手法は進化しており、市場関係者の働きかけは効き始めているように見受けられ、うねりは徐々に満ちてきたものと考えています。この機会を捉え、受益者の財産を増やすことができるよう最善を尽くします。
P.S.「組入銘柄数は多くみえるのですが、これはなぜですか?」とのご質問をいただきました。「どういうときにそうしているの?」との質問も追加でいただきました。これは、小さなウェイトで保有している株式があるためなのですが、もっといえば、その保有株数をこれから増減させる可能性があるとき、このような状態にすることが多いです。
今回レポート:
◎今後の見通し
当ファンドは、株式市場を使って価値を生み出す事業家に注目しています。法人向けの領域では、産業構造をつくりかえる事業家に注目しています。医療、小売、金融から、エネルギーや農林水産業など、広く観察をしています。これまで投資対象とされてこなかった事業や、なかなか変わらないとされてきた領域でも、株式市場をうまく使って価値を生み出す事例がみられます。その兆しを見出した場合には、投資機会として参ります。個々人の生活領域では、課題解決型の事業に加え、幸せをつくりだす事業に注目しています。住まいや健康、教育など、日々の変化が小さく見過ごされがちな事柄や業績を予想しづらい事業であっても、株式市場をうまく使えば価値を表現できることも少なくありません。ひと工夫して投資機会を見出して参ります。
以上いずれの領域でも、課題を解消すること、価値を創造することの両方に関心を払います。そして事業家の姿を、できるだけストレートにポートフォリオ上で表現したいと考えています。
経営の手法についても、積極的な評価を試みています。長期の目線をもった経営、たとえばライフタイムバリューを大切にする経営。技術投資を怠らない経営、たとえば人工知能で生産性を高める経営。非連続な挑戦を一定量続ける経営、たとえばM&Aによる成長などです。またそれを可能とする資本構成であることに着目しています。たとえば、勢いをたもったままガバナンスシフトにも優れた経営、コングロマリットディスカウントを修正する経営、社会インパクトを創出して資本コストを抑える試み、などです。
こうした取り組みは、普段づかいのものさし(例えば、PER(株価収益率)や増益率といった切り口)では評価をしづらいことがあります。経営実態を観察し、ユニークさを考慮して、フェアバリューを研究します。
株式市場のコンディションですが、徐々にレジリエンス(回復力)を備えつつあるとみています。2021-2024年にかけては、日本の新興市場は厚い雲に覆われていたかのようでした。しかしながら、優れた事業家が生まれており、経営の手法は進化しており、市場関係者の働きかけは効きはじめているように見受けられ、うねりは徐々に満ちてきたものと考えています。この機会を捉え、受益者の財産を増やすことができるよう最善を尽くします。
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