いちよしAM あすなろ 9月月報アップデート 

2025/10/24

2025/10/24

Disclaimer:
本記事は、記事タイトルのファンドについて、月報の情報と相場の動きからIR Agentsが可能な限りの分析を行った考察であり、当該ファンドが実際にどう動いたかを保証するものではありません。掲載企業の株式 (有価証券) についての投資判断あるいは有価証券の価格やリターンに対する動向に関する助言を行うものではなく、投資勧誘を意図するものでもありません。投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。

いちよしAM運用するあすなろの9月の基準価額騰落率は△0.1%でした。それに対して、日経平均は5.2%、TOPIXは2.0%、グロース250は△4.5%でした。 

純資産は8月から0.0%となりました。基準価額騰落率を踏まえて考えると、AUMの流入があったと思われます。 

業種別保有比率に変動がありました。 
ガラス・土石製品の保有比率がPF内で上がりました。 
小売業の保有比率がPF内で下がりました。 
精密機器、化学が新たに追加されました。 
不動産業、建設業が上位から外れました。 

月島ホールディングス、メイテックグループホールディングス、MARUWA、アマノについて、組入上位銘柄の変動がありました。 

今後の見通しに関しては、相対的な出遅れから、今後はより割安な中小型株へマーケットの関心が高まっていく予想が記載されています。 

サービス業の保有比率はPF内2位で変わりませんでしたが業種指数の変動以上に大きく下落しました。 

機械の保有比率はPF内3位で変わりませんでしたが業種指数の変動以上に大きく下落しました。 

卸売業の保有比率はPF内4位で変わりませんでしたが業種指数の変動以上に大きく下落しました。 

ガラス・土石製品の保有比率がPF内7位からPF内5位に上がり、業種指数の変動以上に大きく上昇しました。 

小売業の保有比率がPF内5位からPF内7位に下がりました。 

その他製品の保有比率はPF内8位で変わりませんでしたが業種指数の変動以上に大きく上昇しました。 

精密機器が新たにPF9位に追加されました。 

化学が新たにPF10位に追加されました。 

不動産業がPF上位から外れました。 

建設業がPF上位から外れました。 

先月の保有1位の月島ホールディングスは、今月の保有上位10銘柄には入っていませんでした。評価額減ではなく、売却があったと思われます。 

先月の保有8位のメイテックグループホールディングスは、今月の保有上位10銘柄には入っていませんでした。評価額減ではなく、売却があったと思われます。 

先月の保有内10位のニチアスは今月は1位でした。騰落率と保有額からの推計によると買い増しされたと思われます。 

今月の保有上位10銘柄には新しくMARUWAが入りました。買い増しもしくは新規に購入された結果上位に入ったと思われます。 

今月の保有上位10銘柄には新しくアマノが入りました。買い増しもしくは新規に購入された結果上位に入ったと思われます。 

ファンドマネージャーのコメントは、日米金利差縮小による円高の影響から内需関連企業が多い中小型株へマーケットの関心が高まっていくとの予想が記載されています。 
 

前回レポート: 

◎FMコメント 

8月に開催されたジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演は利下げを示唆する内容であったため、マーケットでの利下げ期待はより高まっていると見られます。こうした流れを受け、日本株も当面、上昇傾向が続くと考えますが、金利差から為替は円高方向に向かいやすく、大型株への物色が一段落すれば、内需関連企業が多い中小型株へマーケットの関心が高まっていくと見られます。また中小型株はバリュエーション面でも、大型株に比べ出遅れており、再評価が継続すると考えております。 

3月決算企業の第1四半期決算発表も一巡し、現在、決算で変化の兆しが見え始めた銘柄について個別取材を進めています。実際、企業様にお会いすると業績もさることながら、株主還元への積極的な姿が以前よりも感じるケースが多いです。こうした銘柄はROEの改善、そしてバリュエーションの上昇につながるケースが多いため、業績成長の確信度に応じて、順次、新規組入れ、組入比率の上昇を行っていく方針です。 

組入銘柄の選定に関しては引き続き、ボトムアップ・リサーチをベースに、独自の成長を続けている銘柄を選別します。また資本効率改善の取り組みに積極的に安定成長が見込まれる銘柄にも着目していきます。中小型成長株の発掘で高い実績を持つ、株式会社いちよし経済研究所のリサーチ力を十分活用しながら、ボトムアップ・リサーチにより、最適なポートフォリオの維持に努め、信託財産の中長期的な成長を目指して積極的な運用を行ってまいります。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、宜しくお願い致します。 

今回レポート: 

◎FMコメント 

9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)ではマーケットの想定通り0.25%の利下げが決定され、更に年内の継続的な利下げ見通しも示されたため、米国株式市場はここまで堅調に推移しています。こうした利下げ観測の高まりを受け、日本株も主力株を中心に上昇傾向が続いています。 

一方、9月の東証グロース市場の騰落率がマイナスとなっているように、中小型でも新興市場の株価は相対的に出遅れています。大型のAI関連銘柄の一部で割安感が薄れているケースも散見され、今後は、より割安な中小型株へマーケットの関心が高まっていくと見られ、当ファンドは物色の広がりに期待しています。 

組入銘柄の選定に関しては引き続き、ボトムアップ・リサーチをベースに、独自の成長を続けている銘柄を選別します。国内では政策金利引き上げ観測から長期金利は上昇傾向にあるため、バリュエーションに注意を払い、ポートフォリオを構築していく方針です。 

中小型成長株の発掘で高い実績を持つ、株式会社いちよし経済研究所のリサーチ力を十分活用しながら、ボトムアップ・リサーチにより、最適なポートフォリオの維持に努め、信託財産の中長期的な成長を目指して積極的な運用を行ってまいります。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、宜しくお願い致します。 

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