4175 coly 1Q後取材 20260713【初回取材】
2026/07/23
2026/07/23
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スピーカー: 代表取締役社長
P/E –x P/B 3.11x (取材記事公開日現在)
Q.創業から今日に至るまでの事業の経緯はどのようになっているのか?
A. オリジナルIPのゲーム開発や運営を起点として創業し、現在はグッズ販売、常設店舗、EC、コラボカフェ、舞台、イベント等へ展開することで、IP価値の最大化と収益源の多角化を図る事業モデルとなっている。現在の主力運用タイトルは、「スタンドマイヒーローズ」、「魔法使いの約束」、「ブレイクマイケース」であるが、ディズニーとのライセンス契約に基づく新作「ディズニー スパークリンク・スターズ」を2027年1月期3Qにリリースする予定であり、第4の主力タイトルへの成長を目指している。
Q. 開発や運営体制はどのように構築してきたのか?
A. 設立当初はゲーム開発の経験がなかったため、ゲーム開発の実務経験を持つ人材の知見を生かしながら、開発ノウハウやエンジニアリング、プロジェクト管理に関するノウハウを蓄積し、開発体制を構築してきた。現在では、企画から開発、運営までを一気通貫で担う体制を確立している。
Q.顧客属性はどのようになっているのか?
A.女性のお客様がメイン層であるが、男性のユーザー様も増えてきている。
Q. モバイルゲーム開発における御社の強みは何か?
A. 女性向けゲームでは、ゲーム内での優位性を求めるのではなく、推しのキャラクターを応援したいという感情や、関連グッズを所有したいというニーズが見られる。そのようなユーザー様の楽しみ方に寄り添い、期待に応えるコンテンツづくりを通じて、ゲーム内外でキャラクターへの愛着を育む体験を提供できる点が当社の最大の強みであると考えている。
Q. IPの開発方針はどのようになっているのか?
A. 主に自社IPを開発し、展開していくことを基本方針としているが、他社IPと協業する可能性も柔軟に模索している。また、ゲームやエンターテインメントの需要が世界的に高まりつつあることも鑑みて、グローバル展開も視野に入れている。
Q. ディズニーIPを使用したゲーム開発に至った背景はどのようになっているのか?
A. 詳細はお答えできないが、女性向けゲーム領域において、当社が有する認知度と開発実績が評価されたことがその理由のひとつであると考えている。
Q. モバイルオンラインゲーム事業の売上構成はどのようになっているのか?
A. AppleやGoogleのプラットフォームを通じたゲーム内課金に加え、自社Web決済サービスであるcoly IDを通じた課金も含まれている。
Q. 運用タイトル別の利益はどのようになっているのか?
A. タイトル別の利益は開示していない。一般的にモバイルオンラインゲームはリリースからの経過に伴い売上が緩やかに変動する傾向があるため、新しいタイトルの利益が相対的に大きくなるケースはあるが、利益水準は各タイトルの売上規模や運営状況などによって異なるため、一概に比較することは難しい。
Q. モバイルオンラインゲーム事業の成長戦略はどのようになっているのか?
A. 自社オリジナルIPを軸に、10年単位で運営できるタイトルを継続的に創出することが基本戦略である。加えて、ディズニー開発案件のように、従来とは異なる規模のヒットが期待できるタイトルも定期的に展開し、世界に通用するIPの構築を目指していく方針である。
Q. coly IDとはどのようなWebサービスか?
A. 2024 年8月にリリースした、ゲーム内アイテムを Web 上で購入できる独自のWeb課金システムであり、現在は、主要ゲームタイトルやECサイト「coly store」と連携する共通アカウントとして展開している。今後は、coly IDを通じてファン基盤を拡大する方針である。
Q. 各タイトルのユーザー層は重複しているのか?
A.タイトルごとにユーザー層は異なっており、一部重複するユーザー様もいるものの、各タイトルはそれぞれ独自のユーザー基盤を形成している。
Q. 各タイトルはファン基盤の確立後も長期的に運営していくという認識で合っているか?
A. その認識で合っており、ゲームを長期運営しながら、アニメ、2.5次元舞台、漫画等も含めて多角的に展開し、IPの価値と収益機会を継続的に拡大していく方針である。
Q. 各タイトルの売上高はリリース後どのように推移していくのか?
A. 新規タイトルはリリース後1~3年程度で売上のピークを迎え、その後は徐々に減少する傾向にある。当社では運営体制を最適化しながら継続的に利益創出を目指し、IPの長期運営により差別化を図る方針である。
Q. コストコントロールはどのように行っているのか?
A. 基本的にはアップデート頻度の見直しや新規コンテンツの開発効率向上を通じてコストの最適化を図っている。残念ながらサービスを終了したタイトルについても、グッズ販売やイベント等のオフライン施策によってIP展開を継続し、一度創出したIPを長期的に育成している。
Q. メディア事業の売上構成はどのようになっているのか?
A. 自社IPのグッズ販売が大きな割合を占めており、池袋と大阪に展開する常設店舗が売上拡大に寄与している。常設店舗の全国展開についてもご要望をいただいており、メディア事業のさらなる成長につなげるべく、今後検討していく。
Q. メディア事業ではどのようなグッズが売上を牽引しているのか?
A. 缶バッジやアクリルスタンドが定番商材であるが、他にも香水やぬいぐるみ、カプセルトイ等の様々なグッズを展開している。
Q. 2027年1月期1Q時点でメディア事業はモバイルオンラインゲーム事業と同程度の売上規模まで成長を遂げているが、現状の売上規模をどのように評価しているか?
A.現状は想定通りに推移していると考えている。なお、近年は推し活市場の急拡大によってグッズへの需要も高まっているため、今後も安定的な収益基盤として拡大していく方針である。
Q. 商品の価格設定について、どのような考え方を持っているのか?
A. 顧客の日常に継続的に寄り添うことを重視しているため、幅広い顧客が無理なく購入できる価格帯に設定している。
Q. 2027年1月期1Qのメディア事業の売上高が前年比で大きく伸長した理由は何か?
A. グッズ等の売上伸長に加えて2.5次元舞台の収益が大きく寄与したと考えている。一般的に、舞台は配信を含めたチケット販売に加え、関連グッズやコラボカフェにも収益機会が広がる構造となっている。
Q. 2027年1月期1Qの売上高は前年同期比で横ばいで推移しているのに対し、売上総利益が減少した理由は何か?
A.新規タイトルへの開発投資が先行したことや、2Q以降の主力タイトルの周年イベントに向けた先行費用が増加したこと等が要因である。
なお、当1Qは周年イベントがなく売上が落ち着いた一方、2Qの「ブレイクマイケース」、3Qの「スタンドマイヒーローズ」、4Qの「魔法使いの約束」の周年施策では売上増加を見込んでいる。
Q. 「ディズニー スパークリンク・スターズ」のリリースにより、今後は更なるユーザー増加が見込まれる中、安定運営に向けてどのような対策を講じているのか?
A.リリース時の大量のダウンロードやアクセス集中にも安定してサービスを提供できるよう、システムや運営体制の整備を進めている。
Q. 「ディズニー スパークリンク・スターズ」の主なユーザー層と、リリース前の反響はどのようになっているのか?
A.現時点は、女性のユーザー様を中心にご支持をいただいている。一方、ディズニー作品やディズニーゲームを好む幅広いファン層からも関心をお寄せいただいており、男性ユーザー様からの注目も集まっている。事前登録者数やSNSのフォロワー数については、当初の想定を上回る良好な反響を得ている。
Q. 今後も開発投資は発生する見込みか?
A.開発投資は2Qも引き続き計上される見込みであるが、来期以降は一定程度落ち着く見通しである。なお、現在の開発投資が一巡した後は新規IP開発や独自のWeb課金システムの拡大等に投資していく方針である。
Q. 長期的な事業展開をどのように考えているのか?
A. オンラインで高品質な自社IPを創出し、イベントやグッズ等のオフライン施策を通じてファンの愛着を深め、人生に長く寄り添うIPへ成長させていきたいと考えている。なお、近年コンテンツが増加する中でも、女性向け市場で長年培ってきた顧客理解と、テキスト、ビジュアル、ボイスを組み合わせた表現力を生かし、オンラインとオフラインの両面で独自の価値を提供していく方針である。
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