4413 ボードルア 202230513 初回取材
2023/05/29
2024/01/03
IR Agents
さん
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Q.冨永様がニキティスを創業してからボードルアになったのは? どういった成り立ちで今に至るのか?
A.ニキティスは大学2年生の時に創業した会社で、様々な事業をやるための箱を作ったという感じのスタート。
面白いと思ったものをテストランして、事業化できそうなものを子会社していこうと考えていた。
ボードルアは第1号の100%子会社で、1番最初の事業。
ボードルア、とはアンコウという意味だが、アカデミックな概念では、システムの7階層モデルにおいて、我々が扱っているITインフラストラクチャは、全体から見ると深い階層にあり、いわば深海。
深海でガイドできるような会社に、という意味を込めている。
創業時からITインフラストラクチャ領域に特化している、領域を狭くした方が知見が深まっていくのが早いので、狭くやりたかった。
Q.他社との差別化はどう考えているのか?
A.時代背景として、7階層あるシステムの広さは変わっていないが、階層ごとの深さが変化してきており、それぞれ高度化している。我々の領域でも同じ。
例えばネットワークは今まで物理的に構築していたが、今はバーチャル上に作れるようになり、より柔軟なITインフラストラクチャが作れるようになった。 ITインフラストラクチャマーケットとしては市場規模1.8兆円で微増トレンドだが、中身が変わっていっている。従来型のネットワークの市場規模が縮小して、クラウドやバーチャル上のネットワーク構築などの市場規模がすごく伸びている。
今まではITシステムが単純だったので、システム会社がアプリケーションに主軸を置きながらシステム全体を万遍なくやっていたが、複雑化・高度化している時代背景の中で、専門型ブティックというものが出てきた。DX専門、AI専門、データサイエンス専門等。当社もそれに当たり、ITインフラストラクチャの専門ブティックになります。
我々はITインフラストラクチャの中でもクラウド等の先端技術に重きを置いており、売り上げの50%くらいはそこから立っている。
Q.他のネットワーク・インフラを扱っている会社とは事業の現場も異なるのか?
A. 機器の販売を行っていないので、マルチベンダーで対応ができる。ITインフラストラクチャの役務提供のみ。
需要過多でバッティングやコンペにもならない位、選別受注が出来ている。
例えば半導体不足等で必要な機器が遅れた場合、通常、その為に工数を空けているので、アイドルタイムとして機会損失になるが、当社の場合は工数や人の特性を踏まえて、似たような他の案件をさっと取ってきて埋められる程度には需要が多い。
営業は今までは3人で、十分仕事は取って来られていたが、今は10人に増やし、より選別受注できるようにしている。
元々は口コミで広がってきたような会社。
Q.主要な顧客、Softbankの他に、2社で30%くらいを占めているが、顧客は結構大きい企業なのか?
A.Softbankは上場時の売上割合が20%くらい、今は額としては増えているが15%くらい。
通信キャリア間のコミュニティで伝わり、他の通信キャリアとの取引が増えた。 今は営業を強化したのでさらに取引先の業種が増えてきている。小売りやメーカーなどもあり業種は基本的には問わない。
Q.通信キャリア向けは法人向けサービスのバックボーンという理解で良いのか?
A.5Gネットワークは携帯なので、個人も法人もある。 クラウドサービスやセキュリティサービスは法人向け。
Q.キャリア以外の割合はどう変化してきたか?
A.最近は金融系や化粧品メーカー、サービス系なども増えてきた。
Q.営業体制は?
A.飛び込みよりも、既存顧客からの紹介が多い。 銀行や信託、証券からの紹介も最近は多い。
Q.23年2月期で専門人材247人、高度専門人材135人。全体の売上は52、3億円くらいなので、単純に割ると1人あたりの売上はそこまで高くはない印象だが、単価の具体的なところは?
A.専門人材とは言え約3~6年生の事を指し、高度専門人材が7年生からで、つまり年齢で言いますと29歳くらいからスタートなので、単純に専門人材も頭割りするとそうなるかもしれません。
専門人材・高度専門人材の他に1~2年生の先行投資人材がいる。まずは修行期間があって、2年目から先輩の業務を少し巻き取れるようになり、半年くらいで工数があいて新たな売り上げが取れる。
Q.人材はかなり若手の印象だが、育成や採用の体制はどうなっているか?
A.新卒採用がメインであとは中途の未経験者。 キャリア採用をしてないのは、経験者を採用できたとしても、アプリケーションやミドルウェアなどに経験年数が散っていて、10年経験があったとしてもネットワークの経験が5年だったりする。そうすると平均年齢が高くなるので、未経験を採用して育てた方が早いし、社風形成的にもいい。あとそもそもキャリア採用は、人が少ないから難しい。
また、文系と理系の差は半年くらいなので、あまり気にしていない。3年で専門人材の入り口に立つと考えている、今年入ってくる新卒が2026年の専門人材になるぐらいなので中期経営計画は今いる人員のミックスの変化で達成できるとイメージしている。
そのため、既に我々の目線は2027年以降にいっているので、その準備をしていってます。段階。来年、再来年もしっかり採っていく予定。
大量採用し始めたのが、IPOの少し前から。IPO後も高い成長を続けていくために、逆算するとこのぐらい必要だと考えた。
今まで高度専門人材は年間15人ずつくらいしか増えていなかったが、2023~2024年で30人、2024~2025年にかけては56人、2026~2027年にかけては76人程増えていく予定。 大量採用した人たちが、高度専門人材になリ始めると増加幅が増えていく。
Q.専門人材と高度専門人材は、単価もだいぶ異なるか?
A. 専門人材と高度専門人材も結構異なる。単価というと難しい。多数のプロジェクトが走っており、プロジェクトごとに損益をコントロールしている。 生産性で言うと、高度専門人材が1人増えるのは、専門人材が2人増えるくらいのイメージ。
Q.案件を取ってくる際は、人数ベースというより請負のような形で、案件ベースで受けている?
A.その理解で良い。インフラ部分の運用管理、回している人数が厳密な問題ではない。きちんと動いていれば問題ない。結果的にはかなり効率良く回せているところもある。
Q.案件としては、新しいサービスをやる、今動いているインフラを他社から移したい等、どういうのが多いか?
A.両方ある。新しいサービスに対して作ることもあれば、既存のものでも少しずつ変化が生じていて、新しい技術を入れようとした際などに、他社の運用部隊では難しく、そこで弊社に移ってきたりする。
システムには誰でもできるものと、複雑化してきているものがあり、ITインフラストラクチャは今複雑化してきている。 昔は誰もができるようなものが多かったので、必要人員などのイメージもしやすかった。声をかけると多く集まり過ぎてしまって、ダンピングのような感じになることもあった。
今は状況が変わりジャンルが難しくなっているので、数社声をかけてやっと1人出てくるという程度。あまりダンピングにもならないし、我々は外注を使わずに全部1社でやっているので、利益も落ちない。
我々はこの狭い領域ばかりやっていて、平均年齢が若く、技術をまたがって理解しているので人員が少なくすむなど、優位性が出てきている。弊社の強みが出てきているような時代背景。
Q.粗利率、営業利益率を見てもかなり高く感じるが、案件を効率的に回せているためという理解で良いのか?
A.ほぼいっぱいに工数管理をしているし、回せる人たちの平均年齢も違う。 ただ、最初は時間がかかるので、給与水準が安い。専門人材の途中くらいから急激に上がっていく感じ。
離職率は全体では10%ぐらいだが、高度専門人材になると離職率はすごく低い。
Q.IPO前から採用を増やしたとのことだが、母集団のクオリティが変わったりはしたか?
A.大きくは変わっていない。人事が強い。
母集団としては、文系・理系を問わず普通の大学生。他業種と迷っているなど、必ずしもITという訳ではない。
ボードルアカレッジなどの研修をやっていけるか、自己成長と会社の成長を重ねて考えられるかなどを採用基準にしている。
Q.2023年2月期も想定とほぼ同程度、専門人材・高度専門人材は育った?
A.想定通り。何人採用してどのぐらいの期間でどのぐらいの人数を育てられるかがある程度見えている。
Q.ただ年次が上がればランクが上がるのか? 内部的な試験はあるのか?
A.年1回のスコアリングがある。 平均をとると、専門人材は3~6年生、高度専門人材が7年生以上となっている。
Q.全体の人数の採用は、どのように、どれくらいのペースで考えているのか?
A.専門人材に成長するまでに2年かかるなど、育成に時間がかかる。そのため採用ペースが鈍化してくると将来に影響が出てくる。
母数に合わせて、少しずつ増やしていこうとしているところ。
Q.ZOSTECとALJOYは、ほぼ変わらないのか?
A.インフラ領域ではあるが、若干階層が低いところという感じ。従来型のネットワーク。
売上は元々2億円ぐらい。現在は売総利益率が15%程度。これもPMIを行っていき自力で成長出来るようになるには2、3年程度かかる見込み。
Q.今のモデルでどこまでいくのか、もしくは今後どのように展開したいか等、長期的にはどのように考えているか?
A.進むとすれば、幅広いITコンサルではなく、ITインフラストラクチャのテクノロジーコンサルの方が向いているかもしれない。
ただ、今のモデルで、何人採用すれば、どのくらいの期間で、どのくらい育つかというのがわかっているので、母数を増やしていけば、需要過多なので、マーケットに対してはまだまだ規模は小さいと考えている。
Q.ビジネスの展望に対する不足感はどのようなものがあるか?
A.例えば先端技術やエンタープライズの比率を増やせば、より選別受注が進むので、ちょっと強気のプライシングをしても通るようになってくる。
ポジショニングが変われば変化してくるので、そこはもっとやっていかなければならないところ。不足というよりも、しっかり追及していくということ。
Q.今期業績について何かリスクなどはあるか?
A.現状は特にリスクと考えているものはなく、今期や中計期間の業績よりも、2027年以降も高い成長を継続できるように準備をしている。
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